根来衆の僧侶になりすました山本勘助は鉄砲100丁が届けられるまでの人質として越後に捕らわれの身となっていた。
長尾景虎は宇佐美定満に勘助の身柄を預けていたが、既に武田の間者と見抜かれてしまっていた。
間者と見抜いた上で宇佐美に勘助を預けたことは景虎が宇佐美を味方に引き込むための策でもあった。
結局宇佐美を取り込んだ景虎はそのままの勢いで敵対していた従兄弟にあたる長尾政景をも屈服させ越後をひとまとめにしてしまう。
いよいよ越後を統一した長尾景虎。
一方甲斐・武田では勘助が戻らぬことに武田晴信もやきもきしていた。
そんな晴信は北の方に板垣・甘利亡き今、山本勘助がそなたを支えるものではないかと諭される。
やはり
『人は石垣、人は城』
人こそが武田家の礎となるということであろうか・・・
鉄砲100丁が届かぬ約束反故のため越後では山本勘助が処刑されようとしていた。
『御仏の加護がなかったのだな・・・』
という長尾景虎に対し山本勘助は
『御仏などに救われたことなどありませぬ。
今まで人間臭さの中でこそ拙者は救われて参りました。』
とお互いの180度違う価値観がぶつかりあう場面は見応え十分であった。
鉄砲で勘助に狙いを定めて景虎が今にも引き金を引こうとした刹那、
根来の津田が100丁の鉄砲を持参して謁見する。
これは武田晴信の指示により鉄砲を届けさせたようである。
当時の鉄砲100丁とひとりの武将の命。
どちらが重要かということはそれぞれ議論されようが、武田晴信にとっては山本勘助という武将の存在価値が上回ったということである。
金で買えるものと買えないもの・・・
マスターカードのCMではないがまさに山本勘助はプライスレスということなのであろう。
粋な計らいである。
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