将来へ禍根を残すことには皆敏感に反応するようで・・・
・太郎(後の武田義信)を擁立する三条の方グループ。
・四郎(後の武田勝頼)を支持する由布姫と山本勘助グループ。
・また諏訪の跡取りを巡り寅王丸に肩入れする者。
三者三様でそれぞれの思い描く将来像へとそれぞれの前哨戦ともいえる牽制合戦が見て取れる。
そんな中諏訪頼重の子供・寅王丸が真っ先に矛先が向けられて今川家臣雪斎のもとで出家することと相成る。
その幼い別れの涙は戦国の代の常とは云えなんだか心が痛む想いである。
そんな家中のドロドロとした関係とは別に、武田晴信は駒井高白斎らに甲州法度の制定に向けて草案の作成を命じる。
草案を作成中に駒井は春日(後の高坂昌信)に対してお館様には強い部分と弱い部分を残した君主となって欲しいとつぶやく。
できあがった甲州法度を武田晴信へ披露した際に
『まだ完成しておりません。最後の条文としてこの法律に君主である己が違反した場合にもその裁きを受ける旨の記載を追加して欲しい。』
と覚悟を決めて進言する。
武田晴信は駒井の心中を察してこれをとりあげ、この時代には類をみない君主の言動にも適用される甲州法度が制定される。
この駒井の進言を快く受け入れるあたりはやはり並みの武将にはない情に厚い部分を武田晴信の中に見てとれる。
昨今の牛肉偽装事件・・・
もし社長にも自分自身は特別扱いされると言うことが許されない社風であり、廻りも強く進言していたらこんな事態は発生しなかったことであろうが。
不正が発覚したら開きなおり社員全員を解雇しても平気であるとは言語道断である。
今も昔も己の満足のために他を顧みず、下の者の気持ちを汲み取れないということはなんと悲しい結果が待っていることか・・・
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