武田晴信が父・信虎に謀反を決意したことを受けて、板垣信方は家臣団の懐柔へと先ずは甘利、飯富へと心の内を明かす。
戸惑いながらも甲斐武田の将来を見据える両名は板垣に説き伏せられ信虎の追放への準備を開始する。
そんな渦中で飯富が教来石を説得するシーン。
武力で甲斐統一を果たした信虎と能力が未知数の晴信を比較する教来石に対しての飯富は、
『武力で統一された甲斐は思慮深き者(晴信)に引き継がれてこそ国として発展する』
『家臣にしか出来ない選択によって甲斐を良くする』
と言って説得する。
後に戦国の世に稀代の武将と言われた武田信玄の活躍の裏には、決してひとりの能力だけという訳ではなく、有能な家臣団に支えられてこそ培われたものの存在が必須であろう。
人は時として急激な成長を遂げることがある。
演劇の世界でも公演する舞台が大きくなればなるほど、その舞台の大きさが役者のキャパシティーを越えた演技を可能にし、それが人々に感動を与えるという。
そうした舞台の大きさが役者を育てるということか?
父の駿河追放という決断により武田晴信という戦国武将も一国のあるじという大きな舞台に歩みを進めることとなる。
その大きな舞台でどんな演技を見せるのか・・・
今後も注目していきたい。
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