
武田家の家宝:楯無鎧(たてなしのよろい)
その鎧の構造は職人により厳正な手法により製作されており、戦いの際に身に付ければ楯すら不要なほどに堅固なものであったことに由来し楯無しの鎧と呼ばれた。
正式には小桜韋威鎧兜大袖付(こざくらがわおどしよろいかぶとおおそでつき)という名称が残っているが武田家では通称として楯無鎧と呼ばれておりこちらの呼び方の方が伝承され有名である。
現在は国宝として甲州市塩山にある管田天神社に保管されている。
楯無鎧は甲斐源氏の祖・新羅三郎義光公以来、宗家が受け継いだ重宝で武田家に代々伝わる家宝として受継がれてきた。
御旗(みはた・日の丸の旗)と楯無鎧の二つは武田家の家宝として代々当主が受継ぐものとされており、戦いに挑む際の軍議の折には
『御旗 楯無 ご照覧あれ』
と唱え締めくくり、その軍議で決定した軍事作戦は絶対的な効力を有しその後の作戦変更は許されないほどの決定権をもつものだったという。
そんなシステムも武田家をまとめる儀式のひとつとして活用されており、皆がひとつの目標へと突き進む団結力に一役かっていたのであろうと予想される。
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