
甲州名物『ほうとう』
『ほうとう』とは山梨県の全域で作られる郷土料理のひとつ。
やや幅広のうどんを味噌仕立てで煮込んだ麺料理の一種。
古くは『武田信玄の陣中食』として広まったとの説がある。
麺と味噌を携行して転戦先で野菜などを調達して煮込んで陣中で食したであろうと想像される。
元来甲斐の国では稲作に不向きな土地柄もあり、主食・保存食として普及し全域で食されるようになった。
主にカボチャをメインにニンジン、ジャガイモ、シイタケなどの野菜が具材として使用される。
家庭料理であるためそれぞれの家庭で味付けや使用する具材も異なることが特徴的である。
通常のうどんのようにサラサラの汁で仕上げる家庭もあれば、汁がほとんどなくなるまで煮込む家庭もあり、その好みも多種多様である。
ざるに茹で上げた麺を温かい汁でつけ麺のようにして食す『おざら』と呼ばれる食し方もある。
山梨県内のいたるところの和風の料理屋で提供されているが、特に有名なのは『小作』と『ほうとう不動』であろう。
好みは分かれるところだが、自分好みの『ほうとう』探しもこれまた楽しいことである。
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